■会期 2024年3月16日[土]~3月30日[土]
14:00-19:00 月・木休み
佐々木誠、さとみは、島根県石見で石州勝地半紙を制作している。近代以降の作品の制作はオリジナルという名目の元、他にどこにも無いことが重要とされているが、キャンバスや絵の具などのマテリアルは既製品であり、マテリアルから制作することはほとんど無い。しかしながら佐々木は古くからの手漉き和紙の里で、原料の楮の栽培から和紙の作品作りまで全てを手掛けている。今回は彼らが夫婦という関係の中で意見をぶつけ合い、お互いに補い合いながら形にするものづくりを行なっている。それらのことからオリジナルのあり方を改めて思索する。
佐々木 誠 | |
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愛知県立芸術大学にてデザインを学ぶ。 | |
1995年、伯父の原田宏に師事し手漉き和紙の世界へ。 | |
現在6代目として石州勝地半紙を継承。和紙の可能性を探りつつその独特の風合いや質感を活かした照明やレリーフ作品などを制作している。 |
佐々木 さとみ | |
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1966年 | 北海道生まれ |
和紙には全く無縁の生活をして、紙漉きの女房になり初めて和紙の素晴らしさに開眼。 和紙の特性を活かした猫ハウスをはじめ、多様な和紙の作品づくりを心がけている。 |
作品展 | |
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2023年9月2日~10月1日 | 今井美術館 1+1~Unlock解き放て~石州勝地半紙の可能性展 |