■会期 2021年4月3日(土)~4月24日(土)
14:00-19:00 月・木休み
2020年1月から3月まで台湾・高雄Pair-2で滞在した時に制作した映像インスタレーションを展示します。偶然出会ったインドネシアからの移民の漁師と時間を過ごす中で、彼を取り巻く環境には様々な「黒」が存在し、彼はそこを漂う「赤」だと感じました。また港で見た多くの鉄の漁船は赤く錆びつき、生の肉体を見せつけるようでした。鉄はもともと鉱物からできていますが、サビは人工物となった鉄が本来の姿に戻る過程において起こる現象だといいます。故郷から遠く離れた海で生きる人間の身体と船は、暗闇に浮遊する赤として重なりました。
山本聖子(やまもと・せいこ) https://www.seikoyamamoto.net/ |
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1981年生まれ 大阪/福岡在住 |
2013年5月~2014年4月 | ポーラ美術振興財団在外研修員としてメキシコシティに滞在 |
2006年 | 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻 修了 |
2004年 | 大阪芸術大学芸術学部美術学科立体コース 卒業 |
■個展 | |
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2020年 | ”黒の先に落ちた赤ー「おやすみ。いい天気だね。」(駁二大義區・漾藝廊/高雄、台湾) |
2019年 | ”白いシロ”(ギャラリーPARC/京都) |
2017年 | “Iron as a phantom/鉄の幽体性”(POLA THE BEAUTY GINZA/東京) |
2016年 | “色を漕ぐ-Swimming in Colors-”(ギャラリーPARC / 京都) |
2015年 | “白い暴力”(1M1A, galeria DEAR / メキシコ) |
“白い暴力と極彩色の闇”(ギャラリーPARC / 京都) |
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2013年 | “からっぽの森”(ベラクルス州立ハラパ彫刻公園内ギャラリー / メキシコ) |
“ frames of emptiness”(見せる収蔵庫・メガアート倉庫 / 大阪) |
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2012年 | “円の手ざわりはつるつるかざらざらか”(ギャラリーPARC/京都) |
“細かいことは気にせずに、ただそこに在るものを見つめてほしいのだ”(中之島4117内ポストギャラリー / 大阪) |
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2010年 | “the empty view”画廊からの発言・新世代への視点2010企画(コバヤシ画廊 / 東京) |
2009年 | “空の風景”(コバヤシ画廊 / 東京) |
■グループ展 | ||
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2021年 | 現代美術の展望「VOCA展2021-新しい平面の作家たち-」(上野の森美術館 / 東京) | |
2020年 | 奈良町家の芸術祭はならぁと2020 (今井町こあエリア/奈良) | |
“ResonancE”(H-art Beat Gallery/東京) | ||
2019年 | 麻豆糖業大地芸術祭(総爺芸文中心2019/台南、台湾) | |
2018年 | We/とうとぶ(銀座蔦屋書店、二子玉川蔦屋家電/東京) | |
木曽ペインティングス2018(長野県木曽郡宮ノ越宿・福島宿・上松宿) | ||
2016年 | Assembridge NAGOYA 現代美術展「パノラマ庭園-動的生態系にしるす-」 (Minatomachi POTLUCK BUILDING ほか名古屋港エリア内) |
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ポーラミュージアム アネックス展2016ー映像と動勢ー(ポーラアネックスミュージアム、東京) | ||
Assembridge NAGOYA プレイベント 現代美術展「パノラマ庭園-動的生態系にしるす-」 (Minatomachi POTLUCK BUILDING ほか名古屋港エリア内) |
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2014年 | “レジデンスプログラム成果発表展”(DORDTYART / ドルトレヒト、オランダ) | |
“1:はかない断片”(ギャラリーdos puntos / メキシコシティ、メキシコ) | ||
2013年 | “ボーダーレスのゆくえ”(なんぱパークス内ホール / 大阪) | |
2012年 | “二次元と三次元のはざま”(artspace ARTZONE / 京都) | |
“六本木アートナイト・東京ミッドタウンプログラム ストリートミュージアム”(東京ミッドタウン内 / 東京) | ||
“日常の冒険-現代の若手作家たち-”(札幌大通駅地下ギャラリー500m美術館 / 北海道) | ||
2011年 | “現代美術の展望「VOCA展2011-新しい平面の作家たち-」(上野の森美術館 / 東京) | |
“六甲ミーツ・アート芸術散歩2011”(六甲高山植物園 / 兵庫) | ||
“Tokyo Midtown Award 2011”(東京ミッドタウン内 / 東京) | ||
2010年 | “吃驚”(国際芸術センター青森 / 青森) | |
2009年 | “Polyphonic.”(KCPF ギャラリー / 韓国・ソウル) |
■アートフェア | |
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2019年3月 | 3331ArtFair(Arts Chiyoda 3331/東京) |
2018年10月 | Paris Asian Art Fair " Asia Now"(Cohjuコンテンポラリー京都より出品) |
■上映 | |
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2020年5月 | “Between You & Me” プロジェクト(ブレダ / オランダ) |
2014年10月 | “Between You & Me” プロジェクト(ブレダ / オランダ) |
■受賞 | |
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2011年 | 六甲ミーツ・アート芸術散歩2011 公募大賞 |
Tokyo Midtown Award 2011 アートコンペ グランプリ |
■キュレーション | |
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2016年 | 展覧会「Ocean Currents」をキュレーション。 韓国人作家 Snaghee Song、メキシコ人作家 Roberto de la Torre、日本人作家 岩熊力也の3名を招聘。 |
■レジデンス、奨学金など | |
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2020年 | 1月〜3月 PAIR-2(高雄/台湾) |
2018年 | 10月~12月半 總爺藝文中心(台南市/台湾) |
2016年 | 西枝財団、野村財団より 初キュレーションの展覧会「Ocean Currents」への助成 |
2015年 | 8月メキシコシティで開催した個展に対する朝日新聞文化財団助成 |
2014年 | 7月~9月 DORDTYART インターナショナルレジデンスプログラムでドルトレヒト(オランダ)に滞在 |
2013年5月~2014年4月 | ポーラ美術振興財団在外研修員としてメキシコシティに滞在 |
2013年9、10月 | メキシコ、ベラクルス州立ハラパ彫刻公園内ギャラリーで開催した個展に対する朝日新聞文化財団助成 |
2010年9 月~11月 | 国際芸術センター青森 秋AIR プログラム |
■パブリックコレクション |
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千島土地株式会社 |
株式会社グランマーブル |
UNIVERSAL MUSIC JAPAN |