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松尾藤代展

キュレーション:山口洋三(福岡市美術館)

■会期 2021年10月9日(土)~10月23日(土) 14:00-19:00 月・水休み

  • オープニングレセプション:10月9日(土)17:00~¥500(1ドリンク付き)
  • アーティストトーク:10月23日(土)16:00~(参加費¥500) 聞き手:山口洋三

写真Oblivion Nr.8-1 (2014-21)2014

松尾藤代が帰ってきた。そして久しぶりに大阪で新作による個展が開催される。いまから約20年前、僕らは彼女の「光の絵画」に魅了された。窓から神々しい光が暗闇の部屋に降り注ぐその画風は今も健在だろうか。あるいは全く違った作品になっているだろうか。どちらにしても、彼女がその絵画で目指すものは変わらないと信じる。彼女の絵画が、コロナ禍という暗闇に差し込む光とならんことを。

松尾藤代
1989年大阪芸術大学在学中より、絵画の発表活動を始める。
毎年個展開催、国内外の美術館企画展、アートフェア等にも参加している。
2010年展覧会で訪れたドイツ、ケルンにてクラッシック音楽を演奏しているストリートミュージシャン達と出会う。
その独創性と音楽に触発されドイツに移住を決定。
2011年、ケルンにスタジオを構えクラッシック音楽をモチーフに制作。
約7年間そのロシア人のストリートバンド ”The Compatible” と共に作品制作を行う。
ドイツ、チェコにて発表。
帰国前の2年間は家族の病気と向き合いながら「生と死」をテーマに3mX6mの大作「彼岸」「夜明け」「詩」の3連作を描き切り2019年帰国。
家族の死を看取る。
現在大阪在住。帰国展を皮切りに芸術活動を再開する事となった。