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井上裕加里展

キュレーション:藤木正則(アーティスト)

■会期 2015年2月28日[土]~3月14日[土] 14:00-19:00 月・火休み

  • オープニングレセプション:2月28日[土] 17:00~¥500(1ドリンク付き)
  • アーティストトーク: 3月14日(土)16:00~(参加費¥500)    聞き手:藤木正則

写真

 日本、韓国、台湾のぞれぞれの場所、それぞれの国のひとが、それぞれの言葉で「ホタルの光」を歌う。原曲はスコットランド民謡でありながら、別々の歌詞が付けられている。その歌には様々な歴史的経緯があるにもかかわらず、歌詞の内容はどの国にとっても特別な意味合いを持つ。それを同時に上映する作品「Auld Lang Syne」。
 赤と白の帽子と体操着を身につけた二人の女の子が、日本語と韓国語で「It's a small world」を歌いながら砂場の砂山を取り除く「旗とり競争」ゲームを延々と続ける映像作品《It's a small world》。我々の日常の底には悪意無き対立とでもいえる根が張っている。
 井上裕加里は「“答え”は目の前にあり、見えていないのは“問い”である。」という。井上は社会の中にいつのまにか沈殿してしまっている事象を掘り起こし、問いそのものを私たちの目前に突きつける。

井上裕加里
1991 

広島生まれ

2012  

倉敷市立短期大学 服飾美術学科 卒業

2014 

成安造形大学 芸術学部芸術学科美術領域現代アートコース 卒業

グループ展
2012  

倉敷市立短期大学卒業制作 (倉敷市立美術館/ 岡山)

  ゆとり主義  (GALLERY1963/ 大阪)(成安造形大学ギャラリーキューブ/ 滋賀)
  CHI-KEI 風土のかたち、ながめ、かかわり (ギャラリーキューブ/ 滋賀)
2013   成安造形大学卒業・進級制作展 (京都市美術館/京都)
  日韓交流展dd me! (海岸通りギャラリーCASO/大阪)
  sites in society (成安造形大学ギャラリークロッシング/滋賀)
  「ここはどこか、あるいは何か」(越山計画/札幌)
2014   成安造形大学卒業制作展 (京都市美術館/京都)
  日韓交流展CARRY MORE (韓国電力アートセンターギャラリー/韓国ソウル)
   
個展
2013   It's a small world (Kunst ARZT/京都)