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中前寛文展 tolerance 憲法第九条へのオマージュ

キュレーション:笹岡敬(アーティスト)

■会期 2011年12月3日(土)~12月24日(土) 14:00-19:00 水・木休み

  • オープニングレセプション:12月3日(土)17:00~¥500(1ドリンク付き)
  • アーティストトーク(第1部) 中前寛文/笹岡敬 12月17日(土)16:00~(参加費¥500)
         (第2部) 緊急トーク「大阪市立近代美術館は不要か?」
            特別ゲストに中川佳宣氏(美術家)を迎えて続けます。
         録画 Youtube(第1部第2部

写真

tolerance トレランス
--- 憲法九条へのオマージュ --- 


中前寛文は2001年から発表を休止しており、今回は10年ぶりの再開となる。中前作品といえば菌を使用したオブジェで知られるが、生きるという事を多面的な事象で探ってきた作家である。中前によると、生きるという行為としての過程、その連続性から触発される断片としての美術の成立を思考しているという。
今回は「日本国憲法 第二章 戦争の放棄 第九条」のテキストを中心としたインスタレーションになる。個人、家族、社会、国家、民族の鏡に映し出される対象を「見る、見られる」ことの曖昧性をどのように許容するか、その関係の相対を考えたいという。

 

*トレランス(tolerance)とは、寛容、許容、耐性などという意味がある。
上記展覧会タイトルは、「免疫の意味論」青土社、「生命の意味論」新潮社 多田富雄著から引用。

中前寛文
1955 大阪生まれ
1979

京都市立芸術大学美術学部卒業

■個展 
1978  ギャラリー射手座 (京都)
1979  ギャラリーサードフロア (京都)
1982  信濃橋画廊 (大阪)
1983  ギャラリー彫刻画夢 (大阪)
1983  神戸現代美術ギャラリー (神戸)
1986  信濃橋画廊 (大阪)
1988  信濃橋画廊 (大阪)
1988  川口・安治川のためのドローイング展 (大阪府立文化情報センター)
1993  『みなそこにやどる』第6回IAL企画展 (伽奈泥庵、大阪)
1996  ベルギャラリー (大分県佐伯)
1998  The Organic Garden (トキアートスペース、東京)
1999  眠れることと目覚めること (トキアートスペース、東京)
2000  幻が消える時代 (トキアートスペース、東京)
2001  グローバルか反グローバルか (トキアートスペース、東京)
■主なグループ展他
1977~95 グッドアート展毎年(京都市美術館)
1979~80 京都アンデパンダン展(京都市美術館)
1980  10人の造形展(ギャラリー観・京都)
1984  ランニングアート(大阪府立現代美術センター、高松市立美術館、滋賀県立美術館)
1985  TOビルエントランスのためのインスタレーション制作(大阪心斎橋)
1986  芸術・平和への対話展(大倉山記念館、横浜)
1987  強靭な欲望展(番画廊企画)
1988  茨木現代美術展(茨木青少年センター)
1988  3rd Anniversary T.K. IT’S HAIRのためのインスタレーション(キリンプラザ大阪)
1988  ART EXHIBITION京都・花・宇宙(京都アムズギャラリー)
1989  ART DUO’89「沈黙のセレナーデ」(阪急ファイブメッセージステーション、大阪)
1989  現代美術茨木1989展特集作家出品(茨木青少年センター、大阪)
1989  PERFORMANCE ART DEMO IN KAWAAJI「MOTHER EARTH」(大阪)
1989  TCM大阪本社エントランスロビーのための壁面レリーフ制作
1991  SYNCHRONIZEパフォーミングライブ(京都パフォーミングアーツセンター)
1991  BAO芸術祭in堅田に参加(滋賀県大津)
1992  第一回アート・アーティスト・オーディション(横浜みなとみらい21)
1993  京を創る(嵐山渡月橋、京都)
1993  水底にブルー(Dim Sun Barでインスタレーション・大阪)
1995  びわこ現代造形展’95招待作家(大津港、滋賀)
1995  戦後50周年記念事業『アジアのピースアート展・戦争と芸術’95(大阪国際平和センター)
1996  CULTUER-F7'96(法然院、京都)
1997  アーティストプレゼンテーション(P3、東京)