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川端嘉人展

キュレーション:永草次郎、美術批評(帝塚山学院大学教授)

■会期 2010年7月17日(土)~8月7日(土) 13:00-19:00 月・火・水休み

  • オープニングレセプション:7月17日(土)18:00~¥500(1ドリンク付き)
  • アーティストトーク:7月31日(土)16:00~(参加費¥500)
        ビデオ(Youtube) 
作品写真

 作品を見る前に文章を書いてみたい。そんな誘惑に駆られる。それが川端作品だ。10年前、京都で見た作品は、ギャラリーの床いっぱいの穴だった。うつろな土の穴。19世紀に写実主義という革命を起こしたクールベの絵画《オルナンの埋葬》(1850年)の中心にある穴を見て、川端を思い出す。作品の内と外が転回するような物質や時空のもつダイナミズム。クールベにあやかり、それを「埋葬」と呼ぶならば、埋葬されるのは、消費社会のオブジェであり、その埋葬の儀式こそがアートなら、彼の作品こそ、現代の大阪のアートと言えるだろう。

永草次郎:本展キュレーター、美術批評(帝塚山学院大学教授)
川端 嘉人
1954 大阪に生まれる
1979 京都市立芸術大学美術学部卒業
主な個展
1983 信濃橋画廊〈1984・1985 大阪〉
1988 Kawaramachi Street no Omosa Plan2/ギャラリーマロニエ 〈京都〉
1992 Espace446 〈1994 大阪〉
1992 ギャラリーヤマグチ 〈1997 大阪〉
1996 ART-EX Atelier am Eck 〈デュッセルドルフ/ドイツ〉
1997 ギャラリー池田美術 〈東京〉
1998 N Company Project 〈兵庫〉
2000 Galerie Weissraum 〈京都〉
2007 Plan.d. 〈デュッセルドルフ/ドイツ〉
主なグループ展
1984 第4回架空通信テント美術館展 〈夙川公園/兵庫〉
2009 Exhibition of nature and eco 〈ケルン/ドイツ〉
1986 アート・ナウ’86、アート・ナウ’94 〈1994 兵庫県立美術館/兵庫〉
1993-2010 年始展 〈Espace446/大阪〉
1993 メタリック・ワークス 〈ギャラリーヤマグチ/大阪〉
1998 オープニング展 〈Clean Sisters Gallery/大阪〉
1999 オープニング展 〈SUMISO/大阪〉
2001 BOX ART展 〈2002 新潟市立美術館/新潟、高知県立美術館/高知〉
2005 CLEAN BROTHERSの術 〈SUMISO/大阪〉
2008 現代作家立体小品展 〈wacoal ginza art space/東京、ギャラリーマロニエ/京都〉
2008 Pittenween Arts Festuval2008 〈ピットウィム/スコットランド〉