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辻和美展 「Daily Life」
キュレーション:越前俊也(同志社大学文学部美学芸術学科准教授)
■会期 2007年5月26日(土)〜6月23日(土)
1:00pm-7:00pm 月曜〜土曜 Open (日/祝は休み)
1:00pm-7:00pm 月曜〜土曜 Open (日/祝は休み)
- オープニングレセプション:5月26日(土) 18時〜 (1ドリンク付き500円)
- アーティストトーク:6月23日(土) 16時〜 (参加費500円)
彼女は、ガラスという素材を媒体にして、身近に起こったり日常感じた りしたことをきっかけに、社会性の強いメッセージをもった作品を発表してきた。彼女が見つめるのは常に、曖昧な人間の感情や欲望、記憶といった目に見えない部分である。それを、危うくはかないイメージを持つガラスに形を与えることで、目に見える作品として提示し鑑賞者とともに考えようとする。今回は「日常における非日常」をテーマに日常の危うさを表現する。
辻和美 TSUJI Kazumi
1986 | 金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業(金沢) |
1986−89 | 渡米、イタリア人アーティスト、ナルシサス・クアグリアータに師事 |
1989 | カリフォルニア美術工芸大学卒業(カリフォルニア) |
マテオ・トウン・スタジオでテーブル・ウエアーのデザインを手掛ける(ミラノ) | |
1989- 02 | 金沢卯辰山工芸工房・ガラス工房専門員 |
1996〜 | ガラスデザイン・制作のユニットfactory zoomerをスタートさせる。 |
1998〜 | 金沢美術工芸大学・非常勤講師 |
2001〜 | 同時個展ラリーAnother Movementのディレクターとして企画、運営を行う。(金沢) |
個展 | |
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1994 | 「辻和美ガラスワークス」南海放送サンパーク美術館(松山) |
1995 | 「Motherland」ギャラリーGenkai (東京) |
「水果実」INAXギャラリー(金沢) | |
「Parts」ギャラリー点(金沢) | |
1999 | 「治癒:Looking for the love」ギャラリーナノリウム(山梨) |
2000 | 「辻和美展-慈雨」新造形創造館(静岡) |
2001 | 「辻和美展」CAS(大阪) |
「辻和美展」ギャラリーOXYDOL(金沢)“Another Movement” | |
2002 | 「Self-defense」石川近代文学館(金沢)“Another Movement” |
「記憶のシェア」DEE'S HALL(東京) | |
2003 | 「記憶のシェア」インフォームギャラリー(金沢)“Another Movement” |
「記憶のシェア」ギャラリーナノリウム(山梨) | |
2004 | 「記憶のシェア」立体ギャラリー射手座(京都)“ Kyoto Art Map” |
「居心地のいい場所」こらぼん(金沢)“Another Movement” | |
2005 | 「celebration-最初の記憶」factory zoomer/shop(金沢)“Another Movement” |
グループ展 | |
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1995 | 「DIRECTIONS」麻布美術工芸館(東京) |
1996 | 「East meets West」マークスギャラリー(シカゴ) |
「S.O.F.A.」(シカゴ) | |
1997 | 「International Glass Show」ハバタットギャラリー(ミシガン) |
「現代アートの表象展」市民芸術村(金沢) | |
「Expo G.A.S International」(アリゾナ) | |
1998「Made in Japan」エベルトフトガラス美術館(デンマーク) | |
1998 | 「机上空間の為のアートワークス展」ギャラリーNIKI(東京) |
「Glass-Media媒介物としてのガラス」豊田市美術館第9展示室(愛知) | |
「25人のインスタレーション」旧金沢大学付属小学校(金沢) | |
1999 | 「表現の鼓動―三人のガラス」入善町下山芸術の森・発電所美術館(富山) |
2000 | 「森の作家たち」金津創作の森(福井) |
「Triplex Glass」イセ文化基金ニューヨークギャラリー(NY) | |
2002 | 「LINK」金沢市民芸術村パフォーミングスクエア(金沢) |
「第1回現代ガラス大賞展」富山市民プラザアートギャラリー(富山) | |
2003 | 「北陸の作家たちグラスワークス」富山市民プラザアートギャラリ(富山) |
2005 | 「kanazawa Eye vol.1人間へのまなざし 」金沢21世紀美術館(金沢) |
「裏・アートマップ」京都芸術センター(京都) | |
「開館10周年記念展SPACE WALKING」発電所美術館(富山) | |
「fragile」立体ギャラリー射手座(京都) | |
「ガラスのかたちGLASS ART ENERGY」金津創作の森(福井) | |
「Alternative Paradise-もうひとつの楽園」金沢21世紀美術館 | |
2005−06 | 「鵜飼美紀+辻和美-光のかけら」群馬県立館林美術館(群馬) |
ワークショップ、公開制作 | |
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2000 | 新造形創造館(静岡) |
SILIKA(茨木) | |
2001 | 富山ガラス造形研究所講評会(富山) |
金津創作の森ガラス塾講評会(福井) | |
2002 | ガラスアートソサエティーデモンストレーション(アムステルダム) |
大村ガラス工房ワークショップ講師(千葉) | |
金津創作の森、北陸のガラス展審査員(福井) | |
2003 | 「北陸の作家たちグラスワークス2003」シンポジウムパネラー(富山) |
2004 | 多摩美術大学、ガラスコース特別講議(東京) |
建築 | |
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2001 | 万葉文化館、万葉の花ガラス天井(奈良) |
factory zoomer
1996年、辻和美によって金沢市内にオープン。以後手作りのガラスデザイン作品を中心に食器やインテリアと毎日の生活に活躍するモノを提案。和でもなく洋でもない現代の日本のスタンダードをつくりあげていくことを目的とする。