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CAS企画展 豊嶋康子展 「作品解説=decode」 

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豊嶋康子展 「作品解説=decode」 企画:豊嶋康子(本人、美術家)

■会期 2004年8月28日(土)〜9月25日(土)
13:00〜19:00 Open (日/祝は休み)

  • オープニングレセプション:8月28日(土)18時〜
  • アーティストトーク:9月18日(土)16時〜
    「キュレーションってなあに?」:豊嶋康子VS.八木宏昌(富山県水墨美術館)
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「ボタンホール」2001年〜

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「描かれた人」2001年〜


「復元」2003年〜


「復元」2003年〜
   「作品解説=decode」の解説

身の回りのモノゴトに対する反射的なアプローチとして誰もが身に覚えがあるのは幼少期の行為だ。何らかの違和感を払い除ける為に身の回りのモノゴトを自分専用に設定し直さずにはいられない衝動があった。私の場合、丸いものは投げたくなり、じゅずつなぎになっているものは切断したくなり、覆われたものは剥がしたくなって我慢できなかった記憶がある。具体的には、月球儀を放り投げ、丸い漆塗りの菓子鉢を床に叩きつけ、木製のおもちゃの球を壁に向かって投げ、ネックレスを切断し繋がれていたモノを分散させ、人形の服を脱がす−−といった行為だった。

2000年以降の私の作品として、自転車のタイヤ/ボタン穴/犯罪容疑者似顔絵/テンプレート/折り紙/器、煎餅、卵の殻などの破片/生命保険−−を用いた表現がある。数例の具体例を挙げれは、シャツのボタンが付いている側にボタン穴をこじ開け、前向きしか描かれてない犯罪容疑者似顔絵の後ろ姿を描き、陶器や煎餅、卵の殻の破片からそれぞれが壊れる以前の姿を勝手気ままに復元する−−といった手法の作品である。また自分の死亡保険金の設定も「作品」として扱っている。これらのアプローチは「違和感を払拭するために現実を自分専用に設定し直さずにはいられない衝動」に促された幼少期の行動が、「既に在るもの」に対する「リアクション」としてコミュニケーションの為の表現行為に成長し或いは退行して現在に至ったものだ。「既にあるもの」の要素/その仕組みに介入することによって「既にあるもの」の別の在り方/別の解釈法の可能性を探している。

2000年2月、CASでの私の個展は1996年から2000年までの作品で構成した。

今回は2001年から2004年までの作品で構成する。それらの近作と並行させて1996年から継続している「ミニ投資」のオンライン・ポートフォーリオも公開する。展覧会タイトル「作品解説」とは、「既にあるもの」として自分の表現方法も日常に潜在している素材として扱うアプローチの表明である。作品を解説する/物語る役を、作者本人が行う。この姿勢は今回の展覧会場である特定非営利活動法人「キャズ」の従来の展覧会の形式を逸らすことになる。だがその逸脱すらも「『既にあるもの』の要素/その仕組みに介入することによって『既にあるもの』の別の在り方/別の解釈法の可能性を拡げようとしている」という意志のもとに「表現」の一過程として括れる。

豊嶋康子

豊嶋康子
1967 埼玉県に生まれる
1993

東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了


個展
1990 田村画廊/東京
1992

真木・田村画廊/東京

秋山画廊/東京

1993

横浜ガレリア/神奈川

1996

「One Day One Show」 Gallery360°/東京

ギャラリーKIGOMA/東京

「実験展・3」 M画廊/栃木

1997

秋山画廊/東京

クリテリオム25「ミニ投資」 水戸芸術館/茨城

「ART YEAR 1997」JAZZオーネット、スペースU/栃木、群馬

Key Gallery/東京

1998

M画廊/栃木

「ORIGINATION」 THE GALLERY/ガーンジー(イギリス)

1999

「MATTER'S」Gallery360°/東京

M画廊/栃木

「ART-ING TOKYO 1999 21×21」セゾンアートプログラム・ギャラリ−/東京

2000

秋山画廊/東京

CAS/大阪

2001

「Artist Initiative Links 2001 Puddles」 クーバ・カルチュア、ミュンスター(ドイツ)

「描かれた人」M画廊/栃木

2002

Zlantno Oko ノビサド(ユーゴスラビア)    

2003

「復元」 M画廊/栃木


グル−プ展
1990 「Art Today '90 複製技術時代の芸術復興」高輪美術館(セゾン現代美術館)/長野
1992

「第一回 トランスアート・アニュアル ペインティング クロッシング」横浜ガレリア/神奈川

1994

「Double Booking」Gallery360°/東京

1995

「男と女の同性愛」佐賀町bis,ギャラリ−TAF/東京、京都

1996

「Implicate Order」ギャラリー美遊/東京

「Sweethearts」Gallery360°/東京

1997

「KUNST=KAPITAL」Gallery360°/東京

「Art in Tokyo No.9・〈私〉美術のすすめ」板橋区立美術館/東京

「Art Today 1997 OPERA APERTA 開かれた作品の詩学」セゾン現代美術館/長野

1998

「Reference」ガレリアラセン/東京

「Art in Tokyo No.10・加害/被害」板橋区立美術館/東京

1999

「脱・現代美術教養論」板橋区立美術館/東京

2000

「現代美術百貨展」山梨県立美術館/山梨

「大阪新映像表現プレ博覧会」大阪市立芸術創造館/大阪

「Framing」ガレリアラセン/東京

「Art in Tokyo No.12・崇高と労働」板橋区立美術館/東京

2001

「Artist Initiative Links 2001 Puddles」クンストラーハウスドルトムント,ドルトムント(ドイツ)

2002

「Blind Date」(Katya Sanderとコラボレーション)クンストハーレン ブランツ、オーデンセ(デンマーク)

「NOT general-ひとりのために-」(An Seebachとコラボレーション)サイギャラリー(大阪)、メディアショップ(京都)

「Gloss Magazine/Exhibition Project」ナディッフ(東京)、CCP/Sutton Gallery,メルボルン(オーストラリア)

「20世紀。美術は虚像を認知した」平塚市立美術館(神奈川)

「傾く小屋-美術家たちの証言since 9.11」セゾン・アート・プログラム/東京都現代美術館(東京)

2003

「She_story_loop」(An Seebachとコラボレーション) 京都ドイツ文化センター(京都)

「ANTINOMIE展」GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE (東京)

「幻想と幻視?混在領域と領域侵犯?展」平塚市美術館(神奈川)

2004

「VOCA 展2004」上野の森美術館(東京)

「共生する美術」宇徳ギャラリー/シルクギャラリー、ソウル(韓国)、京都アートセンター(京都)

「Pilot Plant」現代美術製作所(東京)

「パスワード:日本とデンマークのアーティストによる対話」CCGA現代グラフィックアートセンター(福島)


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Last Update 2004/08/219:23:27