CAS企画展 釈永道代 展
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釈永道代展
キュレーション:八木宏昌(富山県立近代美術館)
■会期 1999年1月14日(木)〜3月5日(金)
1:00pm-7:00pm 水曜〜土曜 Open (祝休、1月15日は開場)
- オープニングレセプション:1月14日6:00pm-
- 講演会:「在ること」への問いかけ八木宏昌
1月22日(金)7:00pm-
- 対談:「視とイメージ」辻成史(金沢美術工芸大学教授)vs.八木宏昌
2月20日(土)3:00-5:00pm
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釈永道代 ― 作家と作品について 八木宏昌
テクノロジーやメディアに依存したアートが増え続ける現在、釈永道代は、スライドというアナログ志向な表現媒体によるインスタレーションで活動を展開している。パンクやネオ・ポップを経た世代の作家として、強烈で直感的な表現を続けてきた彼女にとって、スライドはテクノロジーの象徴としてではなく、あくまでも平面の延長として作られたイメージをとどめるための、マテリアルとして使用しているようだ。フェード・イン、アウトする静止画像は、動画や一点の絵画と異なり、複数のイメージとその経緯を直接的に坦々と壁面に映し出す。彼女は、意味や理由、感情や思考から自己を解き放ち、意識の奥底にあるものを視覚化することで、観者との精神交遊をはかるというが、作品には、人間の頭中にイメージが浮かんでまた消えていくときの感覚に近い流れが感じ取れる。
投影された画像は、あくまで平面としての性格をそなえながら、支持体に描かれ物質性をもった絵画とは違い、マチエールを持たない厚みのない存在(物質を介さない光の束のようなもの)となってイメージを記号化し、観者の脳裏をよぎっていく。彼女はそれを、言葉や意味としてではなく、イメージそのものとして観者に知覚させようとしている。
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SYAKUNAGA Michiyo
1965 |
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富山県生まれ
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1985 |
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京都芸術短期大学卒業 |
1987 |
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同大学洋画専攻科卒業 |
展覧会
1986 |
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1986 関西新制作展
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公募:日本海美術展/富山県立近代美術館
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ABC&PI 絵画イラストコンクール展/ABCギャラリー 大阪
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1987 |
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New Face 展/ギャラリーVIEW 大阪
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1988 |
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個展/ヴォイス・ギャラリー 京都
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1989 |
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公募:日本海美術展 奨励賞/富山県立近代美術館
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1990 |
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富山の美術/富山県立近代美術館
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個展/ヴォイス・ギャラリー 京都
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1991 |
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富山の美術/富山県立近代美術館
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個展/ギャラリーNOW 富山
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1992 |
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PORTRAIT展 /京都市四条ギャラリー
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acoustic strawberrys/大阪阪急ファイブ street gallery
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1993 SUBSTANCE 93/京都府立文化芸術会館
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1993 |
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個展/ヴォイス・ギャラリー 京都
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1994 |
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PREVIEW3―projection/ギャラリープレヴュー 京都
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イヌコレ―dog collection/ギャラリープレヴュー 京都
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SUBSTANCE 94/京都府立文化芸術会館
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1995 |
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新鋭選抜95北日本美術展/富山県民会館美術館
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1996 |
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THE!ULTRA UK EXHIBITION/ギャラリーそわか 京都
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1998 |
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Artists'Book'98-30-w/ヴォイス・ギャラリー 京都 |
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本ページは当時のデータをもとに誤字脱字等を訂正し再製作したものである。
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Last Update 2007/03/2614:26:06
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